内容説明
岐阜県の山間、地下一〇〇〇メートル。カミオカンデ/スーパーカミオカンデの独創的なニュートリノ観測は世界の理論物理学者を驚愕させ、二つのノーベル賞を生んだ。宇宙から飛来する見えない素粒子を観測する方法、物質と宇宙の起源に迫る研究の面白さを紹介した戸塚氏の著書に、共同研究者であった梶田氏がその後の研究成果を自ら解説した記事を収録。
目次
プロローグ 神岡宇宙素粒子研究施設
1 宇宙線の発見
2 高エネルギー物理学と宇宙線
3 ニュートリノとは何か?
4 太陽エネルギーの謎
5 カミオカンデ誕生物語
6 ニュートリノをとらえた!
7 スーパーカミオカンデに向けて
増補 ニュートリノの質量―スーパーカミオカンデの大気ニュートリノ観測から
著者等紹介
戸塚洋二[トツカヨウジ]
1942年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。東京大学理学部教授を経て、東京大学宇宙線研究所長、同研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設長、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所教授、同機構長など。1987年仁科記念賞、2004年文化勲章ほか。2008年死去
梶田隆章[カジタタカアキ]
1959年生まれ。東京大学宇宙線研究所長。埼玉大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科に進学。小柴昌俊の研究室に所属し、戸塚洋二らとカミオカンデ、スーパーカミオカンデの観測に参加。アーサー・B・マクドナルドとともに2015年ノーベル物理学賞を受賞。1999年仁科記念賞、2010年第1回戸塚洋二賞、2015年文化勲章ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
toshi
アト
takao
matfalcon
ペカソ・チャルマンチャイ
-
- 電子書籍
- 大学合格新書 改訂版 物理基礎+物理早…