内容説明
量子力学の入門から、散乱理論、量子電磁気学などのやや進んだテーマまでを一貫した構想のもとに解説する。基本的な概念を懇切に説きあかし、計算の過程をていねいに示し、要所要所に必要十分な70の演習問題(詳細な解答付き)を配して、初学者が完璧に量子力学をマスターできるようにした。学部学生向けの教科書・参考書として最適。
目次
第1章 電子の粒子性と波動性
第2章 量子力学の一般原理
第3章 中心力ポテンシャル内の1粒子問題
第4章 角運動量とスピン
第5章 摂動論
第6章 多粒子系の理論
第7章 散乱の一般論
第8章 量子電磁気学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椎茸うま子
1
第二量子化、散乱の理論や量子電磁気学も含む量子力学の本格的な教科書。数式展開が丁寧なので量子力学に頻出の計算に自然と慣れていける。演習問題も理解が深まる良問揃いで、詳細な解答があるので自習に最適な一冊。後半の7,8章あたりはデルタ関数の取り扱いなど、「それでいいのか?」と感じる部分もあるが、厳密な証明は数学の人に任せて信じるしかない。第二量子化や電磁場の量子化の導入の説明が非常に分かりやすく、これまでモヤモヤしていた霧が少し晴れた気がした。2021/08/04
kaku
1
砂川さんの本が好きで買った。圧倒的にほかの本と比べるとわかりやすいのでは。
みかん
1
散乱の一般論はとりあえず飛ばした。電磁場の量子化の展開が理解できない。他の本で勉強してから再挑戦。2017/01/27
rarin
1
角運動量とか摂動論とかの知識整理に使うために買った。が、それ以外の2章、7章(散乱の理論)の部分が面白かった。8章では量子電磁気学を少しかじれたりレーザーの理論に触れたりできて楽しかった。2013/05/25
亜綺羅
0
おもしろい
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- 和書
- 君よ知るやわが考古学人生