数論〈1〉Fermatの夢と類体論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 379,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000055277
  • NDC分類 412
  • Cコード C3341

内容説明

数の持つふしぎさに対する素朴な驚き、それが数論の基本である。近代数論の始祖Fermatの仕事には、この数のふしぎさがよくあらわれている。第0章においてFermatの数論に関する仕事を紹介し、Fermatの発見した個々の事実の背後にひろがる、数の奥深く豊かな世界を見る。第1章以降では現代の数論において重要な対象である楕円曲線、p進数、ζ関数、代数体を取り扱い、さらにこれらの基礎の上に数論の中核である類体論の解説をおこなう。岩波講座「現代数学の基礎」からの単行本化。

目次

序Fermatと数論
楕円曲線の有理点
2次曲線とp進数体
ζ
代数的整数論
類体論とは
局所と大域
Dedekind環のまとめ
Galois理論
素点の光

著者等紹介

加藤和也[カトウカズヤ]
1952年生まれ。1975年東京大学理学部数学科卒業。京都大学大学院理学研究科教授。専攻は数論

黒川信重[クロカワノブシゲ]
1952年生まれ。1975年東京工業大学理学部数学科卒業。東京工業大学大学院理工学研究科教授。専攻は数論

斎藤毅[サイトウタケシ]
1961年生まれ。1984年東京大学理学部数学科卒業。東京大学大学院数理科学研究科教授。専攻は数論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。