数学教育史 - 一つの文化形態に関する歴史的研究 (改版)

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  • サイズ A5判/ページ数 366p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000054911
  • NDC分類 375.41
  • Cコード C3041

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつど@理工

5
小倉金之助は「科学的精神」を育むための数学、特に「函数」概念を理解させることが大切だと唱えた。1936年の『中央公論』への寄稿で「国家を絶対視し、その政策を研究し批判する者を非愛国的だと批判する人間」の政府への盲従さ、その態度のどこに科学者としての面目があろうかとファシズム批判した。(中谷太郎『日本数学教育史』より要約)。1932年初版のこの本は、著者の主張の根拠をなすものである。過去を知れば未来がわかるというのは一種の函数的な考えだ。2014/04/20

てつこ

0
数学教育史に関する本。戦前に書かれた本なので旧字体が使われていて読むのが楽しかった。前半は16世紀から19世紀頃までの欧米に注目し、後半は徳川時代から20世紀初期までの日本の数学教育史についてまとめたもの。英仏独語ができて当たり前みたいな感じで書かれているのが印象的だった。各時代の主要な数学書やその著者に触れつつ、数学教育のトレンドの変遷や欠点など詳細に記載され、当時どのように資料を集めたのかがとても気になる。2022/07/17

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