出版社内容情報
日常的な情報伝達の場で,論理がどのような役割を果たしているかを見れば,論理の姿がおのずからあらわれてくる.本書は情報を通して論理を説明しようとする,新しい論理学への意欲的な入門書である.
内容説明
論理学は難しいと思われている。だが、いつも言葉を用いた情報のやりとりの中で、われわれは論理を使っている。日常的な情報の伝達の現場で、論理がどのような役割を果しているかをみれば、自ずから論理の姿が現われてくる。本書は情報を通して論理を説明しようとする新しい論理学への意欲的な入門書である。
目次
第1章 情報システムとその上の論理(情報とは何か;情報の強弱;情報システム ほか)
第2章 心の働きと情報システム(“見る”ことと“思う”こと;生の辞書データから作られる内部言語 ほか)
第3章 意味伝達用情報システムとしての言語(何を用いて外部記憶装置を作るか;言葉とは何か;内部言語の言葉化と記号化;意味伝達用情報システム ほか)
第4章 形式的言語と形式的論理(述語の表現と形式的文法;構成に関する数学的帰納法;意味構造の表現としての数学的構造;辞書の数学的構成 ほか)