13歳の娘に語るガロアの数学

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000052115
  • NDC分類 411.73
  • Cコード C0041

内容説明

数学と革命に生きた20年の生涯に魅せられて歴史小説家の父・重明が中学生の娘・彩銀とともに語るこれならわかる!入門書。

目次

第0章 ガロアを娘に教えてみる
第1章 1次方程式と2次方程式(ディオファントスの夢;根っこを探る ほか)
第2章 3次方程式、4次方程式…(その名もタルタリアのニコロ・フォンタナ;計算、計算、うんざりするまで計算 ほか)
第3章 ラグランジュ・群・体(押してもだめなら引いてみな;1+1=3を証明?? ほか)
第4章 ガロア(あなた方がどうぞわたしを記憶してください;体と群が共鳴する ほか)

著者等紹介

金重明[キムチュンミョン]
1956年生まれ。主著:『算学武芸帳』(1997年、朝日新聞社、第8回朝日新人文学賞受賞)、『抗豪の丘―三別抄耽羅戦記』(2006年、新人物往来社、第30回歴史文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

難攻不落のガロア理論.自分で理解するだけでも大変なのに中学に入学したばかりの娘に教える!? 革命と数学に生き,20歳で決闘に斃れた数学者の生涯と理論に魅せられ,苦闘の末ようやくガロア理論の基礎を体得した小説家である著者.今度はそのすばらしさを伝えたいと,世界で一番やさしく解説するという無謀極まりない試みに挑む.

著者からのメッセージ
現代代数学は,ガロアの理論を抜きにして語ることはできない.わたしがガロアについて知ったのは20代の半ばだった.そして,10代の少年が発見し,当時の数学者が難しすぎて理解できなかったというガロア理論を理解したいと思った.数年にわたる努力は水泡に帰した.40代になってから,なんとか基礎は理解できた.今度はそのすばらしさを人に伝えたいと思うようになった.
娘が中学校に入学し,文字の式や方程式を学びはじめた.そこで,娘に理解できるようにガロア理論を解説してみよう,と考えたのである.中学生に解説するなどということは無謀極まりない試みといわれるかもしれないが,もしそれができれば,世界で一番やさしい解説書になるはずだ.

著者のお嬢さんからのメッセージ
こんなのを考え出したガロアって一体何者….
「私の運命は,私の国が私の名前を記憶するほど長く生きることを許しませんでしたので,あなたがたがどうぞ私を記憶してください」
 私,涙もろいからこの言葉だけでジーンときちゃう.何というか,切なくてかっこいい….
数学にはじめて触れてから3年でこの理論を考えたと聞くと,なんだか興奮しちゃう.私の中でガロアがどんどんイケメンに描かれていく! 一度でいいから会ってみたい.
 お父さんに,「これ,今私がやってる勉強に全然役に立ちそうにないけど,頑張ったから大学受かる可能性1%くらいは上がる?」って聞いてみたら「いや,0%だね.」ってきっぱり言われちゃいました.そのときは萎えたけど,今はガロア理論学べてよかったと実感してる.実際に計算をするのではなく,その限界を見極めようとした.なんかカッコイイ,こういうの.

編集部からのメッセージ
20歳で散った数学者エヴァリスト・ガロアが全力で駆け抜けた生涯は,いまなお多くの人々を魅了しています.本書の著者で歴史小説家の金重明氏もそのひとりです.そして何度も挫折してようやく体得したガロア理論を中学生のお嬢さん相手に教えてみよう,というのが本書です.
 ときにはやさしく,ときにはキビシク,ときにはたのしくルービック・キューブを例にとり,ガロアに挑戦していきます.
 ややこしい計算にべそをかきながら,はたして中学生はゴールにたどりつくのか? 乞ご期待.

金重明(キム チュンミョン)
1956年生まれ.東京大学,大阪外国語大学朝鮮語学科中退. 主著:『算学武芸帳』(1997年,朝日新聞社,第8回朝日新人文学賞受賞),『抗蒙の丘――三別抄耽羅戦記』(2006年,新人物往来社,第30回歴史文学賞受賞),『戊辰算学戦記』(1999年,朝日新聞社).『皐の民』(2000年,講談社.2006年,『在日文学全集』第13巻,勉誠出版所収)『北天の巨星』(2010年,講談社)他。

目次
第0章 ガロアを娘に教えてみる
第1章 1次方程式と2次方程式
第2章 3次方程式,4次方程式・・・
第3章 ラグランジュ・群・体
第4章 ガロア
あとがき
索引