出版社内容情報
数学のみならず経済や物理その他の分野に多大な影響を与えた伊藤理論の原点を示す名著がいま甦る．新版にあたって，その後の確率論の歩みを述べた解説を付した．確率論に関わるすべての人におくる教科書の決定版．
内容説明
１９３０年代始めに、コルモゴロフによってまったく新しい意味づけを与えられた確率論。その誕生の興奮さめやらぬ時期に、確率論の基礎から具体的な問題への対応方法まで、わかりやすくまとめられたのが本書である。後半では、のちに「伊藤の公式」として名高い式の導出の過程が見られるなど、単なる確率論の解説にとどまらず、その後、新たな展開を見せる伊藤理論の原点がここに存在する。
目次
第１章 確率論における基本概念
第２章 実確率変数およびその確率法則
第３章 確率空間の構成
第４章 大数の法則
第５章 確率変数列
第６章 確率過程
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
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本書は入門書でなく専門書に近いと書かれていることに注意(p.134)。伊藤の公式でお馴染みの偉大な伊藤先生の本である。基礎と言えば定義と系と定理と命題と証明がぎっしり詰まっているのだろうと思ったがやはりそうだった。序盤に絶対連続な確率測度が積分表示可能であることを示したラドン-ニコディムの定理があり、習ってないので覚えないといけない。real r.vのところでは確率測度の距離の説明があり、わかりやすかった。購入意欲はまぁまぁ高い。2014/11/05
home alone
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ムズイです。一読では、何が何だか分からない。具体例があんまないから余計分からない。ほとんど定理・証明だった。高校の確率とはレベルが違ったです。再読2012/09/17
