出版社内容情報
数学は役に立たず,数学者は現実を知らない――そのような風評を打ち破るべく,6人の数学者が異分野で未解明だった現象の解明に乗り込む.冒頭で内田麻理香氏がそれぞれの意気込みや秘策,アイデアの源泉を聞き出す対談も興味深い.渋滞はなぜ発生するのか? 目の錯覚を引き起こす脳のしくみとは? 数学者の挑戦を魅せる快著.
内容説明
抽象の世界から現実に向かう数学者たちのブレークスルー開始。
目次
1 渋滞の数理科学から実践へ
2 カオスをめぐる渾沌とした話
3 渦の数学が織りなす世界
4 視覚と錯覚の数理科学
5 臨床医療と数学
6 数学における「理論建設人」のいきざま―一般論の美しさと応用可能性
著者等紹介
西浦廉政[ニシウラヤスマサ]
東北大学原子分子材料科学高等研究機構教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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