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内容説明
広大なサンゴ礁と黒潮に抱かれた豊かな海に、海人の声が響く。驚くほど多様な漁法によって“宝の海”を生き抜いてきた男たち。彼らの生活史から、自然と共存してきた島の人々の文化と英知が浮かび上がる。10年にわたり同行取材した写真家による貴重なルポルタージュ。
目次
第1章 石垣島の海人
第2章 ニンガチカジマーイ
第3章 カーチバイ
第4章 海人三郎
第5章 ミーニシ
取材後記 命と向き合う、海人のしごと
著者等紹介
西野嘉憲[ニシノヨシノリ]
1969年、大阪府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。広告制作会社勤務を経て、現在フリーランスのカメラマンとして活動。大学在学中より南西諸島への旅を続け、そこに生きる人と自然の関わりをテーマに撮影を続ける。石垣島の海人の撮影は2000年より開始。腰を据えて取材を行なうため、2005年に石垣島に移住。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
10
海人(うみんちゅ)。何とも凄い人たちだ。それに、何ともいい表情というか、佇まいが味わい深い。自然の中で生きてきた時間が凝縮されているように見える。漁業のことはほとんど知らないが、それにしてもいろんな漁の方式があるものだ。複数名のチームワークでというのもあれば、一人でというのも。時代とともに、素潜りからアクアラングを使う時代にもなってきている。やはり、一番印象に残るのは、一人で何メートルもある銛を使いこなして、かつ、獲物の生態を知りつくての漁が。しかし、石垣の魚は何とカラフルなことよ^^2015/01/20
新平
4
一年前著者の写真展を銀座に見に行き、そのころポチった積読を読了。石垣島に受け継がれる20余りの漁法を同行取材したフォトルポルタージュ。2010年刊。登場する海人たちは高齢の方が多いが今はどうされているのだろう。2020/06/09
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