出版社内容情報
歴史小説家の父・重明が娘・彩銀に数学を教えるシリーズ第3弾．今回は微分積分の基礎となる無限がテーマ．ゼノンのパラドックス以来，無限を考えると様々な困難がつきまとった．アルキメデスからガリレオ，ニュートン，オイラーへと至る無限への挑戦を小説家ならではの筆力で描写，そして現代の無限小解析へと読者をいざなう．
内容説明
シリーズ第３弾、今回のテーマは無限。無限にはゼノンのパラドックスなど奇妙なことがおきてしまう。アルキメデスに始まる無限への挑戦への歴史をひもときながら、はたして娘を納得させられるか？！
目次
第０章 ガロア、ガウスからオイラーとアルキメデスへ
第１章 アルキメデスの無限小×無限大
第２章 ガリレオの危険な思想
第３章 ニュートンと瞬間の速さ
第４章 指数と対数
第５章 オイラーの公式
第６章 超準解析
著者等紹介
金重明［キムチュンミョン］
１９５６年生まれ。主著に『算学武芸帳』（１９９７年、朝日新聞社、のち文庫、朝日新人文学賞）、『抗蒙の丘―三別抄耽羅戦記』（２００６年、新人物往来社、歴史文学賞受賞）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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takao
2
倉田令二朗：超準解析 2019/07/08
MrO
1
13歳シリーズの第三弾。今回は、微積をやるときに避けられない無限大、無限小をめぐる人類の戦い。登場人物は、アルキメデス、ニュートン、オイラー、コーシー、ロビンソンなどなど。最後に超準解析のロビンソンが出てくるあたり、主役がアルキメデスというよりはオイラーであることがわかる。高瀬さんの「dxとdyの解析学」ほど数学が出てくるわけでないので、一般の人にも読みやすい。2014/03/26
つくね
0
一通り読んだはずなのに、内容がほとんど頭に残っていません。 アルキメデスが、放物線の面積を三角形の足し算を用いて求めた。ということくらいしか記憶に残りませんでした。 頭に残っていないということは、 ・すでに知っている内容だった ・難しくて分からなかった のどちらかだとは思いますが、間違いなく後者ですね。2017/04/23
