出版社内容情報
壊滅のあとにわずかに生き残った広島と長崎の医師たち.以来50年近くにおよぶ治療と研究の苦悩のうちに知りえた動かせない事実を,ここに示す.はたして私たちは,その被爆の実態と影響を正確に知っているといえようか.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
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2018年351冊め。1945年5月にドイツが降伏し、アラモゴードでの原爆実験が行われた7月時点で「ナチスの核開発を抑止するために連合国側も原爆を準備し保有するという名分は解消されていた。「核兵器は、その開発に手がつけられた、そもそものはじめから、軍備競争の萌芽をふくみ、また抑止を口実にかかげながら、現実の行使への誘惑にうちかち得なかったという、苦い経験をになって出発したのでした。」開発にあたった科学者たちの苦悩、占領下での医療措置や研究、記録活動に当たった人々の存在も忘れてはならない。2018/07/20
バーチャルヤマバク
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原爆投下後の人体がどうなるのか?どうなったのか?他にも作られた経緯などがわかるブックレット。客観的に、語り草ではなく、ここにあった現実として原爆を知りたい方に。
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- 和書
- 近代経済学教室 〈2〉




