感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaya
3
激しい文調、同内容の言い換えの多さに少々辟易。主張は間違っていないと思うが、愚かな著作家を口汚く糾弾する文章は読んでいて不愉快になった。激しい文章は根拠の乏しさの表れって誰かが言っていたけれど、それとはまた異なる気がした。崩壊するドイツ語への危惧が彼を駆り立てていたのかもしれない。2014/04/17
図書館おじさん
2
頭いてぇ~!難解というかなんというか…言ってる事は難しくないのだが言い回しの問題なのか頭に入りづらい。 P46の匿名性の無責任さについては今の時代にも通じるし、P75の簡潔な文章のために表現を弱めたり曖昧にするな、など。P127以降に記されてる、読書とは読む事ではなく思考するためのきっかけにせよ、などはとても納得できるものだった。なのだが…なぜかわからないがドイツバッシングがすごく、P100あたりでドイツ語の文法講座が始まった所では、なんじゃこりゃ~!?となってしまった。日本語の堅苦しさも疲れてしまった…2017/01/25
doctor bessy
0
「いかなるものを読むべきか、いかなるものを書くべきか」を明瞭完結に述べている。そして、著者が求めている読み方や書き方に反している輩を痛快に批判している。翻訳者のあとがきによると、彼の提示する問題は1960年代でも新鮮だであるそうだが、2023年でも新鮮である。 この感想も、著者が読んだら怒るんじゃないかと勝手にビクビクしている。2023/10/02