出版社内容情報
スペイン共産党政治局員サンチェスは，ナチスの強制収容所に送られる．そして戦後，スターリニズム批判とロシアの強制収容所の現実に直面し，コミュニストであることに苦悩する．胸迫るドキュメンタリー・ロマン．
内容説明
地下に潜行してレジスタンス活動を続けるスペイン共産党政治局員サンチェスは、ナチスに捕えられブーヘンワルト強制収容所に送られた。戦後、政治活動に復帰した彼は、スターリニズム批判とロシアの強制収容所の現実に直面し、コミュニストであることに苦悩する。人類がつくりだした最大の悲劇、ナチス収容所とソルジェニーツィンの描く収容所とを鍵に、知識人として生きることの意味を現代に問うドキュメンタリー・ロマン。
感想・レビュー
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Arte
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ナチスとスターリンの強制収容所を比較し「ナチスの収容所では自分は明らかに有罪であったが、コルイマに収容された人々は何もしていない」「ブーヘンヴァルトでもコルイマでも、ロシア人は春になると突発的に逃亡する」「ゴーリキーは、ソロフキは怠け者を矯正する予備校とみなすべき、と述べた」「ロシア人はブーヘンヴァルトでは、不正行為を行い、寛いでいた。自分らの国にいたのだ」2024/12/25
