出版社内容情報
日本全土を混乱の渦にまきこんだ南北朝動乱.その端緒となった後醍醐天皇の倒幕の計画から,9代におよぶ北条氏滅亡まで.護良親王・楠正成・足利尊氏・新田義貞…,多彩な人物が登場し,壮大な歴史ドラマが語られる.
内容説明
建武の新政権なる。しかし、相次ぐ失政に武士の不満が高まるなか、足利尊氏がたつ。吉野山中に追われた南朝の人々。楠正成・新田義貞・北畠顕家ら忠臣たちの戦死、そして「玉骨はたとい南山の苔に埋もるとも、魂魄は常に北闕の天を望まんと思う」と長恨のうちに崩御される後醍醐天皇。南北朝の悲劇はいよいよ深まっていく。