出版社内容情報
長期の戒厳令下,対外危機をはねのけ,果敢に経済建設を進めた蒋経国から,漸進的民主化によって新たな国民の統合を図る李登輝へ.「静かな革命」の行く先は,中国との一体化か,別の国家が立ち上がるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KF
10
1997年6月20日初版。既に四半世紀を経ており、その時点ではまだ香港澳門も英領、葡領だった時代。間違っても「現代の」とか「最近の」臺灣と捉える事は出来ず、歴史の教科書でしかない。臺灣側で登場する人物で最新が陳水扁、大陸側では鄧小平。「あぁ、そういう展開の時代があったんだ」と読んで初めて今の臺灣を見る参考書にするものだろう。蔣経國については日本人の一般教養には厳しい、或いは情報の乏しい人材だが、蔣介石との関係も複雑であり、訪ソ歴もあり興味深い。「蔣家のものが総統職を継ぐことはない」の言明こそ最強の名言。2025/03/10
ジュンジュン
5
李登輝は当時(97年)総統在任中ながら、すでに権威は確立し、方向性も確定していたので、その後の政治状況を鑑みても、本書の今日的価値は失われていない。ただ、主役は蒋経国だと思う。台湾の数奇な歴史と分かちがたく結びついたその生涯は運命的とさえ言える。2020/09/27
ホンドテン
0
図書館で。




