内容説明
ずっとひとり寂しく生きてきた。恋は贅沢と、自分に固く禁じて。
トリッシュが大富豪ネイトの屋敷でナニーとして働くことになったのは、彼女だけが彼の姪である赤ん坊を泣きやませたからだった。破格の報酬とすてきな部屋、毎日出されるおいしいごちそうに、貧しい生活しか知らないトリッシュは驚くしかなかった。しかも、敏腕実業家として名高い億万長者のネイトは、世間の女性から理想的な結婚相手と騒がれるほどセクシーな男性だ。けれどいくら彼と同じ家で暮らし、同じ時間を過ごしても、私は1カ月後には出ていく臨時のナニーにすぎない。携帯電話も持っていなかった貧乏学生の私を、お金持ちの彼は哀れんだだけ。恋をするなんて間違っているわ……。■人気沸騰中、サラ・M・アンダーソンの2016年度のRITA賞受賞作! 彼女の持ち味であるドラマチックな展開はそのままに、恋を背を向けて生きてきたヒロインのせつなさも楽しめる1作です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
矢田ふみえ
2
再読だった。2020/02/20
矢田ふみえ
1
リタ賞受賞にひかれ読了。物語は、それなりにおもしろかったけどこんなヒーロー、ヒロインいるかなぁ。なんか、りっぱだったなぁ。2017/09/21
Ogicch
0
良い人(金持ち)ヒーローと良い人(貧乏)ヒロインが出会って、たいした障害もなくハッピーエンディング。それだけだったな。2017/07/08
アクアマリン
0
ヒーローは、婚約者を兄に寝とられ、事業の裁判もあり、もう女にはこりごり。障がいのある弟、兄夫婦が事故死して、姪の面倒をみなければいけない。そんなときに、寄付の欲しいヒロインが、ナニーになる。ヒロインは、母のようにはならいと、かたくなに生きている。真面目な子。ヒーローもいい人。いい話なんだけど、もっと盛り上がりがあってもよかったかな。身分違いだけど、現代はこんなんじ。2019/02/26