出版社内容情報
人々の豊かさの感覚を規定する要因は何か.所得を生み出すプロセスの質はどうか.新古典派と制度派,近代経済学とマルクス経済学を共通の分析枠組で位置づけた,労働市場の実証分析に裏づけられた書.
内容説明
人々の豊かさの感覚を規定する要因は何か。新古典派と制度派、近代経済学とマルクス経済学を共通の分析枠組で位置づけた、実証分析に裏づけられた書。
目次
第1章 序論
第2章 分配の公正概念―平等化を支える思想
第3章 労働市場と所得分配―新古典派的接近
第4章 学歴と労働所得の分配―実証研究の展開
第5章 労働市場と所得分配―二重労働市場的接近
第6章 二重労働市場仮説と日本の労働市場
第7章 富の形成と分配
第8章 結論
著者等紹介
石川経夫[イシカワツネオ]
1947年生まれ。69年東京大学経済学部卒業。72年Ph.D.取得(The Johns Hopkins Univ.)。ハーバード大学助教授などを経て88年東京大学経済学部教授。98年逝去。専攻は理論経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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