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内容説明
「うまく言語化できない」「自分の文章に自信がない」「誰かに読まれるのが怖い」という悩みはすべて、誰かに読まれることを前提に書いているから。誰にも見せない文から始めて自分を深く知り、「わたしの言葉」で誰かとつながる。自己肯定感と文章力が同時に上がる、新しい文章術です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まめこ
19
作者の土門蘭さんの「死ぬまで生きる日記」がとてもよかったので手に取ったのですが、とてもよい本でした。ついどこかで拾った誰かの言葉を意識的にも無意識的にも使ってしまうことがあるけれど、やっぱりそういう偽物の文章は人の心に響かない。自分で行動してわきでた感情を掬い取って考えて、自分の本心からの文章として表に出す。読みたいと思ってもらえるような文章が書けたらいいなと、練習用のブログを書いたりしているので、少しずつでもいいから自分の本当の言葉で日記やレビューを書けるようになれたらいいな。2026/03/24
ロクシェ
18
評価【◎゚】文章の「書き方」ではなく「心構え」に焦点を当てた文章術の本。強く印象に残ったのは、①文章を書くときは「読む私」にもご退出願う→「読む私」の目が厳しすぎることで「書く私」が委縮して書けなくなる/②「誰にも読ませない文章」を書く時間を作る→毎晩必ず「誰にも読ませない文章」を書いて言葉の水路をリセットしてから眠るの2つ。自分の文章を「書く私」と「読む私」に切り分ける考え方は新鮮に感じたし、完璧主義が災いして「書く私」が年中無休で委縮しっぱなし=なかなか文章が書けない自覚しかなかったのでとても響いた。2026/03/18
タカナとダイアローグ
13
「個性は消して、消して、消す」さきに滲み出るほんとうのこと。Perfumeプロデューサーの中田ヤスタカさん、ドライブマイカーの劇中劇の演出で「平坦に」セリフを読む指導を思い出した。身体っていうオリジナルなものから滲み出るリズム、買いたら文体。そうか、体なのか。帯にある養老孟司さんだったか忘れてしまったが、身体は唯一無二の個性。同じ感覚は二つとして存在していないことを孤独と捉えるのか、言語にして伝わる奇跡を信じて書き・話し続けるのか。共感は求めず、理解をの道筋を。私も、ほんとうのことが書きたいし、読みたい。2026/03/15
Ayana
9
どうも自分の書く文章にはよけいな自意識が多い気がする。そう思っていたときに本書を見つけた。「文章に個性を出そうとしなくていい」という一文がぐさっときた。個性は消して消して消す。そうして残ったものが自分の個性。なるほどなぁ。「伝わりにくい文章とは、自意識だけがあって自我がない文章のこと」この一文もぐさっときた。他者の反応なんて気にしても仕方ないよね。わかるのは、自分の反応だけ。ほんとうのことを書くことは、「書く私」と「読む私」との、二人だけの共同作業。2026/04/30
良さん
9
【読後感】私は国語の教師だから、自分の思ったままを書けているはずだ、と思っていたが、この本でその固定観念が揺さぶられた。ほんとうのことを書くのがいかに難しいか、とは自分と向き合うことがいかに難しいかということだ。まず、誰にも見せない文をノートに書くことから始めたい。 【心に残った言葉】私の書くものは、すべて根底に「なぜ生きるのか」という問いがある。それが、私の「ほんとうのこと」の源なのだと思う。(243頁)2026/05/02




