出版社内容情報
時代は転換の予兆にあふれ,危機をはらんで流れている.我々の世界経験を貫く地殻変動を捉えるため,専門を異にする気鋭の研究者が,自由なスタイルで,モデルのない現代の問いと取り組んだ.〈知〉の多次元空間への招待.
内容説明
思考のメタモルフォーゼ。現代の危機を映す意識の冒険。パラドックスに当面した思考が示す跳躍寸前のスタンス。円環、螺旋、遊動言語と意識の〈不可能な回路〉。
目次
歴史 テクスト 批評(富山太佳夫)
イメージの図書館 意味の廃墟(宮本隆司)
コミュニケーションの戦略(中岡成文)
懐疑と循環(福居純)
エコーする声―W・B・イェイッの〈存在の統一性〉(島弘之)
意味のおごり 意味の危機(増田一夫)