Selection 21<br> 科学・解釈学・実践〈2〉客観主義と相対主義を超えて

Selection 21
科学・解釈学・実践〈2〉客観主義と相対主義を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 497,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000040600
  • NDC分類 104
  • Cコード C0310

出版社内容情報

現代が直面する深刻な社会変動は,人間の合理性についての観念を根本から揺り動かしている.ガダマー,ハーバマス,ローティ,クーンなど思想家の言説を吟味し,新たな人間的合理性を追求.

内容説明

現代が直面する深刻な社会変動は、人間の合理性についての観念を根本から揺り動かしている。伝統的な哲学のカテゴリーを超えた、新しい哲学と社会理論とが求められているのだ。近代の哲学・科学と科学哲学の限界を吟味した上で、ガダマーの解釈学を批判し、アレントとハーバマス、ローティに拠りながら実践的課題に応える。

目次

3 解釈学から実践へ(デカルト哲学の遺産;真理と芸術経験;理解と先入見;解釈学的循環;時代の隔たり―影響作用史の意識と地平の融合;適用―解釈学の根本問題の再発現;哲学的解釈学を超えて;哲学的解釈学とデカルト的不安)
4 実践・実践的討議・判断力(間奏―歴史的視点から;実践的討議―ハーバマス;ローティのメタ批判;判断力―アレント;客観主義と相対主義を超えて―実践的課題)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

存在

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解釈しあえること、妥当に解釈することからわれわれが妨げられるとき、なにが起きているのか。それを振り払う、対話的共同体と実践的合理性を育てる理想は、客観主義と相対主義の二分法を乗り越える思考法と重なってゆく。クーンの「科学革命の構造」におけるパラダイムとガダマーの「先入見」がパラレルであることは盲点だった。ガダマーの「伝統」はハイデガーの「世界」と対応するのではと読んでいて思ったので、次はクーンとハイデガーを精読する。2019/10/05

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