出版社内容情報
現代が直面する深刻な社会変動は,人間の合理性についての観念を根本から揺り動かしている.ガダマー,ハーバマス,ローティ,クーンなど思想家の言説を吟味し,新たな人間的合理性を追求.
内容説明
現代が直面する深刻な社会変動は、人間の合理性についての観念を根本から揺り動かしている。伝統的な哲学のカテゴリーを超えた、新しい哲学と社会理論とが求められているのだ。近代の哲学・科学と科学哲学の限界を吟味した上で、ガダマーの解釈学を批判し、アレントとハーバマス、ローティに拠りながら実践的課題に応える。
目次
3 解釈学から実践へ(デカルト哲学の遺産;真理と芸術経験;理解と先入見;解釈学的循環;時代の隔たり―影響作用史の意識と地平の融合;適用―解釈学の根本問題の再発現;哲学的解釈学を超えて;哲学的解釈学とデカルト的不安)
4 実践・実践的討議・判断力(間奏―歴史的視点から;実践的討議―ハーバマス;ローティのメタ批判;判断力―アレント;客観主義と相対主義を超えて―実践的課題)
感想・レビュー
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- 和書
- 花の歳時記 〈夏〉