出版社内容情報
女性解放運動の一環として発展してきたフェミニズム批評は,ポスト構造主義そして記号論を始めとする現代の先鋭的な理論・批評の方法と連帯して確立された.フェミニズム批評の旗手によるアンソロジー.
内容説明
国際的な女性解放運動の一環として発展してきたフェミニズム批評は、現代のあらゆる文学批評の方法と連帯して確立された。もっとも定評あるフェミニズム批評のアンソロジー。
目次
序論 フェミニズム批評の革命
1 フェミニズム批評家はなにを望むか―学界の規範(フェミニズム批評家はなにを望むか―火山からの便り;読み直しの地図―性と文学テクストの解釈;感傷の力―『トムおじさんの小屋』と文学史の政治学)
2 フェミニズム批評と女性文化(フェミニズム詩学に向けて;地雷原を踊り抜ける―フェミニズム文学批評の理論、実践、政治学に関する考察;黒人フェミニズム批評に向けて;黒人フェミニズム批評の新しい道標;かつて存在しなかったもの―レズビアン・フェミニズム文学批評の概観)
3 女性の書きものとフェミニズム批評理論(荒野のフェミニズム批評;「空白のページ」と女性の創造性の問題点;肉体を書く―エクリチュール・フェミニンの理解に向けて)
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