出版社内容情報
生態系破壊や,国家的統合と民族的運動の衝突などの深刻な状況に直面している世界史の「現在」は,人間存在の在り方とその意味を激変させ,認識の組み替えを迫っている.109のテーマを選んで歴史的に考察する.
内容説明
世界的分業体制に基づく「中心‐周辺」構造が生み出す差別の構造を明らかにするとともに、「社会主義圏」の歴史的位置をもグローバルな視点から検討し、明日の世界構造展望への手がかりを提供する。
目次
1 一体としての世界(銀の流通から見た世界経済のネットワーク;「社会主義圏」の歴史的位置)
2 世界的分業―中心と周辺(フランスの工業化と西インド諸島;世界綿業の展開とエジプト農村の労働者問題;第一次世界大戦前のアルゼンチンと世界―移民と開発)
3 世界と国家―国家のなかの世界構造(イギリス近代国家とスコットランド、ウェールズ;インドネシア国家の成立)
4 文化と差別の問題(アパルトヘイトの成立;福音とインド社会―個の自由と権利をめぐって;ヨンカー・アフリカーナとライン・ミッション団―19世界中葉のナミビア;オーストラリアとアメリカにおける中国人移民制限)
-
- 和書
- とうふのおかず102



