出版社内容情報
子どもたち一人ひとりの学びを「授業」の中心に据えて,教室を「教える場所」から「学び合う場所」へと変革する必要があります.教師と子どもが響き合い,ともに育ち合う授業のあり方とそのための方策を提案します.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あべし
2
30年ほど前の本だが、その時点で教師の身体性について述べていることに驚く。さらに、その言葉が非常にわかりやすい事例で紹介されており、自らの身体性を高めていこうという気持ちへと変容していくのが分かる。 休み時間と授業時間の、子どもたちの教師に対する関わり方の違いに、大きな疑問をぶつけていた。ここの差が、身体性の差であることを述べていた。 果たして、自分も心から授業を楽しんでいるか。子どもとの関わりを面白がっているか。これが自然とできている教師の教室は温かくも緊張感のある空間となっている気がする。2025/07/02
おサゲっち
1
25年前に書かれても輝きを失っていない(ということは学校現場が成長せず止まったままということ?)。教室内の多様性に着目し、実践・省察する実践的思考様式に基づいたサイクルの提唱。本当は教えるプロである教師自身が、子どもを教えることにおいて非力であることを自覚し、専門性の浅さ弱さを確認し『無様な授業」に対して誠実に向き合うこと。そのための「場」として授業研究や校内研修を位置づける。2020/06/02
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- 和書
- 律令天皇制祭祀の研究