出版社内容情報
戦後の検証とは,「原点」を見つめ「現在」を問い直すこと.冷戦・経済成長・戦後民主主義が並立していく戦後日本とは何だったのか.その軌跡と問題性をグローバルな視点で照射.21世紀への確かな視座を提供する.
内容説明
連合国による日本占領の開始。非軍事化・民主化という第二の「開国」。こうして敗戦直後の社会は大きく変動していった。GHQによる諸改革は日本社会に何を刻印したのか。何が変わり変わらなかったのか。占領政策に対する国内諸勢力の主体的対応も含めて明らかにする。
目次
第一部 GHQと日本占領(GHQ論;公職追放の衝撃;旧資産階級の没落)
第二部 占領政策と国内の対応(「帝国」日本の解体と「民主」日本の形成;戦後保守勢力の形成;「民主化」過程と官僚の対応;戦後改革と社会主義勢力)