出版社内容情報
「連合」への再編という転機に立つ労働組合.日本的雇用慣行の変化,産業構造の転換,高齢者や外国人労働者のインパクト等,かつてなく厳しい環境におかれた労働運動を見すえ,展望を試みる.
内容説明
「連合」への再編という戦後最大の転機に立つ日本の労働組合。日本的雇用慣行の変化、産業構造の転換、高齢者や外国人労働者のインパクト等、かつてなく厳しい環境におかれた労働運動を見すえ、展望を試みる。
目次
プロローグ 危機の労働組合
1 〈企業〉と労働組合―運命共同体の行くえ(“不滅”の企業別組合;企業別組合とは何か;陽気な高度成長期:ジレンマの低成長期;混沌のリストラ時代;企業別組合の将来)
2 〈政治〉と労働組合―「政策参加」がもたらすもの(「労戦統一」の多義性;産業政策にみる「参加」;「連合」とは何か;「連合」と政党)
3 〈社会〉と労働組合―連帯の今日的ありかた(最大のマイノリティー集団;組合社会における女性;高齢化時代の労働組合;職場における障害者;鏡としての外国人労働者問題;地域と労働組合)
エピローグ 世紀末の労働組合