出版社内容情報
日本社会がベトナム戦争にどのように深くコミットしていたか,具体的な事実をつなぎ関連づけて明らかにする.ベトナム戦争を支えた構造は何か,又それを終結させた国際的な反戦運動をも視野に入れてベトナム戦争の時代を語る.
内容説明
日本社会がベトナム戦争にどのように深くコミットしていたか、具体的な事実と関連づけて明らかにする。ベトナム戦争を支えた構造は何か、又それを終結させた国際的な反戦運動をも視野に入れて、ベトナム戦争の時代を語る。
目次
羽田空港サソリ騒動
戦争の後始末と援助―賠償・借款協定
戦争の諸段階―アメリカの本格的な介入
戦場と結ばれた日本の海と陸と空
在日アメリカ軍基地
戦争で儲けた日本
韓国のベトナム派兵と日韓条約
戦争に反対した力
ポスト・ベトナム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
71
2016年806冊め。高度成長期に日本がどれだけベトナム戦争で設けたか。沖縄から戦闘行動に出撃した米軍、世界最大を誇った空母エンタプライズ属する第七艦隊の基地横須賀・佐世保、補給、中継基地としてはもちろん、保養基地や医療基地としても朝霞、入間、座間、王子、横須賀、立川等々、戦場と直結していた。一方でテレビ時代の戦争ということで同情と共鳴により、戦争に反対する力も生まれてきた時代である。2016/10/08
Mariamaniatica
2
久しぶりに再読しました。少ないページ数なのでほんの一端を垣間見るのみですが日本がいかに関わっていたかが詳説されています。特需により潤った日本、そして反戦のため立ち上がる日本人である学生や国民・・・皮肉ですね。ここから何が生み出されたのでしょう。2011/11/14
samandabadra
2
ベトナム戦争に日本も随分関わっていたんだね。2010/12/01
-
- 和書
- マンガでわかる熱力学