岩波ブックレット 日本の敗戦

荒井 信一【著】

岩波書店（1988/07発売）

• サイズ A5判／ページ数 62p／高さ 21X15cm
• 商品コード 9784000034388
• NDC分類 210.75

出版社内容情報

日本の敗戦をめぐる世界状況の全貌を，太平洋戦争開戦時からさかのぼって浮彫りにする．敗色こい戦況，原爆投下のもつ意味，天皇制とのかかわり，対日終戦戦略など，アメリカ側の未公刊資料も使った興味津々の史実．

内容説明

日本の敗戦をめぐる世界状況の全貌を、太平洋戦争開戦時からさかのぼって浮彫りにする。原爆投下のもつ意味、天皇制とのかかわり、対日終戦戦略など、アメリカ側の未公刊資料も使って、史実にもとづきとき明かす。

目次

失われた勝算（太平洋戦争の開戦；アメリカ軍の反攻；ヤルタ会談）
本土決戦へ（沖縄の悲劇；本土への空襲）
原爆と天皇制（原子爆弾の開発；アメリカの対日戦戦略）
無条件降伏（ポツダム会談と原爆の完成；ポツダム宣言の受諾）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[扉のこちら側]

2016年805冊め。初めて知ったのだが、ポツダム宣言には「全日本国軍隊の無条件降伏」しか書かれていなかったので、政府の降伏までは含まないのではないかという疑義がアメリカで生じていたらしい。それに対して国務省が、日本の降伏が無条件降伏であるという確認のために援用したのが「バーンズ回答文」だったらしい。（続）

2016/10/08