岩波ブックレット 明治・大正のジャーナリズム

桂 敬一【著】

岩波書店（1992/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 59p／高さ 22X16cm
• 商品コード 9784000034258
• NDC分類 070.21
• Cコード C0321

出版社内容情報

近代を築く上で大きな役割を果しながらも，日本を戦争への道に導いたジャーナリズム．新聞同士の競争は言論統制に乗ぜられるスキをつくった．歴史に学びつつ現在のジャーナリズムが直面する危機の克服についても検討．

目次

文明開化と新聞の誕生
小新聞の台頭と帝国主義への道
戦争と商業新聞の繁栄
時代閉塞と天皇制の猛威
大正デモクラシーとその限界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[扉のこちら側]

2017年84冊め。日本の近代を築くうえで大きな役割を果たした一方、日中戦争と太平洋戦争へ導くあやまちもおかした明治大正のジャーナリズム。著者は現代のそれとの違いを、自由な言論に対する体制的な抑圧の仕組みが今は公然とはないという点だと指摘。歴史に学ぶことで現在のジャーナリズムへの検証を目指す。

2017/01/28

[双海（ふたみ）]

図書館で借りた本。

2013/04/30