出版社内容情報
「死んだらお墓に」という常識が問い直されている.法務省も散骨を承認し,墓や葬送についての国民の意識も変化を示している.人間はなぜお墓に入るのか,自然葬や葬送の自由について,海外の事情も含め考察する.
目次
初の自然葬、法務省が公認
なぜ“墓”に入るのか
葬送の自由と社会的背景
世界でふえる火葬
死後の自己決定権
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
62
2017年377冊め。火葬先進国で古来から遺灰を自然に還す伝統があった日本において、法律家までが遺灰を海や山に撒くのは違法だと思い込んでいたのはなぜか。墓に入る自由もあれば、葬送の自由もある。興味深かったのが遺体に対する扱いの違いで、航空機事故等で日本では遺族は真っ先に遺体の状況や遺品の確認に必死になるが、外国人では死んだと知ると悲しみはすれど現地に駆け付けることはしない、と。個人差はあれどそうなのかもしれない。2017/11/04
はにゅ
1
風になるので無問題・・・ブックレットなのですぐ読めていいぞ。内容は結構深いしお勧め。2006/10/29