出版社内容情報
1年ごとにオーストラリア1国分の人口が増え続けている中国で,抑制のための「一人っ子政策」がとられて10年余.中国社会にどのような変化とひずみが出てきたか――経済や環境・教育の視点から光をあて人口問題の核心に迫る.
内容説明
1年ごとにオーストラリア一国分の人口が増え続けている中国で、抑制のための「一人っ子政策」がとられて10年余。中国社会にどのような変化とひずみがでてきたか―経済や環境・教育の視点からも光をあて、人口問題の核心に迫る。
目次
辞書の例文が変わった
「小皇帝」たちの登場
毛沢東の「負の遺産」
改革と人口抑制の葛藤
「盲流」と「黒孩子」
積みすぎた箱舟
近代化に残された課題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
65
2016年1135冊め。昔からこの奇妙な政策は気になっていたが、その実態はよく調べもせずに来てしまった。中国人の知人(30代付近)を見ていると、確かに王子様王女様のように育てられてきたというのがわかる。これは歪んでいるという意味ではなく、大事大事に育てられた(特にお金をかけられてという意味で)ことがわかるという意味である。1991年発行ということで、この頃の子どもたちもすでに親世代である。彼らはどう思っているのだろうか。日本の人口減問題も表裏一体、どうしてこうも産みにくい育てにくい世の中なのだろう。2016/12/24
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- 和書
- 生命医学倫理 (第5版)