出版社内容情報
戦火をくぐるとアメリカ世(米軍の占領支配)が待っていた.人々は本土復帰を願い,日の丸をうちふって行進した.そしていま,その沖縄に強制されねばならぬ日本の象徴・日の丸.昭和は沖縄に何を残したのか.
内容説明
戦火をくぐるとアメリカ世(米軍の占領支配)が待っていた。人々は本土復帰を願い、日の丸をうちふって行進した。そしていま、その沖縄に強制されねばならぬ日本の象徴・日の丸。昭和は沖縄に何を残したのか。
目次
ゼロからの出発
ネコとネズミ
太平洋のカナメ石
沖縄文化のルネサンス
島ぐるみ土地闘争
復帰運動の高揚
沖縄返還協定
命どぅ宝
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
68
2016年850冊め。アメリカが小学校1年生からの英語教育を試みて挫折し断念していたとは知らなかった。本書で指摘されているが、欧米化するよりかえって沖縄文化の価値を再発見する方に向いたのだと思う。昭和天皇はついに沖縄の地を踏むことはなかった。非常に残念に思う。文中で興味を引いたのは沖縄を中心にコンパスで円を描くと、朝鮮半島、中国東北部、台湾、フィリピンが東京と等距離になるというところ。2016/10/13
samandabadra
1
アメリカの占領時代のことなどが、時系列的に書いてあるが、読み物としても面白かった。社会言語学をやっているものとしては、アメリカが学校などを英語化しようとして失敗している話など、もう少し詳しく読みたいと思った。何か別のものに出ているだろう。2011/03/05