出版社内容情報
「富める経済大国日本」の国民の大多数は，住宅貧乏に悩み，重いローンに押しつぶされようとしている．どうすれば人間にふさわしい住居と環境が実現できるのか．「住宅人権」をもとめて，ここに住宅憲章を制定する．
内容説明
「富める経済大国日本」の国民の大多数は、住宅貧乏に悩み、重いローンに押しつぶされようとしている。どうすれば人間にふさわしい住居と環境が実現できるのか。「住宅人権」をまとめて、ここに住宅憲章を制定する。
目次
住まいへの権利
国民の義務と国の責任
住宅の要件
生活境環
住居費
差別の禁止
住民参加
住教育
土地政策
社会的責務
附則 住居法の制定
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
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2016年821冊め。GNPがアメリカに次ぐようになった1988年の出版。しかし「ウサギ小屋に住む働き中毒」と海外から揶揄されている日本人の生活は、重い住宅ローンに圧し掛かられていた。本書には住教育という項があるのだが、家庭科の授業で住環境について十分に学ぶ機会がないことを指摘。昨今流行りの断捨離本でも指摘されているが、「片付け」を含む、住環境をよく保つことを学ぶ機会は、これまで少なすぎたのだと思わされる。2016/10/10
