岩波ブックレット<br> 国際法からみた北方領土

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国際法からみた北方領土

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000030021
  • NDC分類 319.103

目次

1 「北方領土」とは、どこか
2 幕末・明治の時代
3 敗戦と北方領土―どう変わったか
4 日ソ復交とそれ以後
5 解決のために―何が可能か

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

90
2016年419冊め。アイヌ人やクリル人など原住していた人たちを日本が本土から侵略して征服したために、彼らも帰れなくなってお墓入りもできない北方領土。まさか戦後70年たってもずさんなヤルタ外交の尾を引きずることになろうとは。しかし日本は自国の領土だと主張しているのに今もロシアへ毎年莫大な額の入漁料を支払っているわけなので、ロシアとしては北方領土問題が長引けば長引くほど懐が潤うので解決したくないわけである。2016/06/18

Atsushi Kitamura

1
北方領土の国際法的立場からスタートし、幕末からサンフランシスコ講和条約・日ソ共同宣言までを俯瞰し、北方領土返還を果たすには何が必要かを考察します。 北方領土に関する日本の主張はかなりの正当性があるとします。 しかしながら、アメリカの無知無策とソ連の巧みな外交によって北方領土は現在の立場に追いやられている。 鍵はアメリカが握っており、独立国として毅然と対応することが必要。 外国軍が40年も駐留するという異常な対米追従の下では、日ソ間の交渉は進まないとしています。 30年も前の本だけど、現代に通じる一冊です。2016/04/27

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