女性・ネイティヴ・他者―ポストコロニアリズムとフェミニズム

女性・ネイティヴ・他者―ポストコロニアリズムとフェミニズム

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  • サイズ B6判/ページ数 254,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000029506
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

人類学やフェミニズムの枠を破り,「第三世界の」,「有色の」女の言葉は何を生み出せるか.イマジナティブな引用を織り込んで,語ることと書くことをめぐる複数の問いを交差させる.俊英ベトナム女性映像作家による話題作.

内容説明

西欧・男性の視線のエキゾチズムを超えた場所で、アジア・アフリカ・ラテンアメリカの女の言葉は何を生み出しているか。彼女たちは何者なのか、それはどのような差異をかかえた言葉なのか。アカデミックな人類学やフェミニズムの枠を破って“男から盗んだ言葉”の枷をはずし、想像力あふれる言葉や語りの引用と著者自身による映像のコラージュを織り込みながら、文化をめぐる複数の問いを交差させる試み。注目の俊英、ベトナム女性映像作家による、新しい思想の予感に満ちた書。

目次

1 無限に映し合う「書きもの」の鏡の箱からの社会参与
2 ネイティヴィズムの言語―男が男から聞き取る科学的会話としての人類学
3 差異―「特別な第三世界の女の問題」
4 おばあちゃんの物語

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatohebi

4
引用:「教養は「女らしさを失くさせる」。だから紫式部は、兄の授業を盗み聞きして漢文を独習したが、自分が学んだことは注意深く隠しておいた。漢文など一字もわからないようなふりをして、彼女はかなだけで書いたのだ。日本土着の言葉で書けば、男の特権を侵す度合いが少なくてすむ」(p.30)「女は自分の世界を描くとき、男の現実に適合するように、大抵は男によって作られ、男のために選ばれた色彩で描くことを学ばなければならない」(p.41)2022/02/03

ヒナコ

2
人類学が他者の特性や他者の過去の時間を外から記述し、「ネイティヴ」を石のように固定してしまうことに対する批判として、女性の中で世代を超えて連綿と続けられる語りの可能性を考察した、4章「おばあちゃんの物語」は圧巻。 生は一人の語りを遥かに超えてしまっているからこそ、主体は誰かの語りを聞き、語りを破壊し、語りを続ける。しかし、この語りの連鎖の中で、なおも残存するアイデンティティや差異とは何なのか?なぜ小文字の私は小文字の誰かとは違うのか?アイデンティティが空虚にされつつ満たされもする政治は、面白くも恐ろしい。2018/07/30

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