出版社内容情報
レギュラシオン理論を批判的・建設的に摂取しつつ,国民国家の変容,エスニシティ,地域統合と分裂の問題を分析,現代における市民社会と国家のありようを論じて,ソ連・東欧崩壊とEC統合など激動の世界空間を読み解く.
内容説明
20世紀が終わろうとしている。ソ連・東欧の崩壊、ECの統合と激動する現代世界空間をどう読み解くか。レギュラシオン理論を批判的・建設的に摂取しつつ、国民国家の変容、エスニシティ、地域の統合と分裂、現代資本主義論の諸問題を分析し、現代における市民社会と国家のありようを考える。「世紀のはざまに立つ政治経済学」の創生への道標である。
目次
はしがき 世紀のはざまにて
第1部 国民国家・エスニシティ・地域統合
第2部 レギュラシオン・アプローチの射程
第3部 現代における市民社会と国家