出版社内容情報
ロッキード事件に際し「自民党の基盤は近代的でなく,汚職構造だ」と,同党を去った志の政治家宇都宮徳馬.彼の生きざまは,政治倫理の問われる現在,国民の求める政治家像とは何かを示している.
内容説明
ロッキード事件に際し「自民党の基盤は近代的でなく、汚職構造だ」と、同党を去った志の政治家宇都宮徳馬。彼はまた核の廃絶を願い『軍縮』誌を発行しつづける「軍縮・平和」の政治家、第三世界諸国との友好のために力を尽した政治家でもあった。時代がはらむ課題に常に真摯でありつづけた彼の生きざまは、政治倫理が問われる現在、国民の求める政治家像とは何かを示している。
目次
1 先を見る目
2 明治の志
3 青春の記
4 夫人とその父
5 鷹の目
6 中国有情
7 世界行脚
8 汚職構造に抗す
9 『軍縮』誌の志
10 二十二人委員会
11 慈眼在り