漢字の楽しみ方 - 悪字の数々を弁護する

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漢字の楽しみ方 - 悪字の数々を弁護する

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000028264
  • NDC分類 811.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

雑・迷・愚・落・老など嫌われがちな「悪字」を見直し,それらの捨てがたい魅力,示唆深い意味を語る.かつて朝日新聞の「天声人語」を長く執筆し,岩波新書『文章の書き方』でも知られる著者によるユニークな随筆.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

120
辰濃さんの本でまだ読んでいないのを少しづつ読み始めようかと考え、この本を読んでみました。岩波現代文庫でも別の名前で出ているようです。辰濃さんの文章は本当にいつ読んでも品格を感じさせてくれます。この中には31の漢字(悪字)についてのさまっざまなエッセイが書かれていていつもながらゆったりとした気分にさせてくれます。2016/06/19

渡辺(読書/散歩)

2
一つの文字について徹底的に思索を巡らせた本。迷、傷、愚、闇、落など、一見いい印象を持たれないような字から多くの情報や知恵を引き出して弁護。さらには自らの生き方の指針に繋げていく滑らかな文章に脱帽しました。自分の中の偏見や執着を壊して柔らかく考える。混沌や迷い、挫折や落伍から創造する。自然の中に隠れ座ることで安らぎを得る。筆者の考える強さは硬さよりも柔らかさを大切にしており、その視点でみると取り上げられた字に繋がりが見えてきますhttps://book-attic.com/akuji2024/01/11

ふみ乃や文屋

2
一般に良い印象が持たれていない漢字を「いや、悪いばかりでもないぞ」と目を開かせてくれる。文字の本と侮るなかれ、その内容は実に深い。エッセイ風なのでたいへん読みやすいです。2016/03/15

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