出版社内容情報
江戸期以来,日本企業の経営システムはどう発展したか,英米仏ではどうか.時計工業,電機・自動車産業などの技術導入や国際関係をめぐる経営史,海運造船業など実証主義研究の成果のエッセンス20篇を収めた論文集.
内容説明
江戸期以来、日本の企業の経営システムはどのように発展してきたか。英米仏ではどうであったか。また、時計工業、電機・自動車産業などにおける技術導入や国際関係をめぐる経営史、基礎産業として重要な海運造船業の経営史についても考察する。実証主義的研究の成果のエッセンス二〇篇を収めた。脇村義太郎先生卒寿記念の論文集。
目次
日本企業の経営構造の比較史的考察
近世商家雇用制度の解体過程
学者士人と経営者企業―福沢諭吉の実業観とその変化
戦間期日本の大工業企業の経営組織―鐘淵紡績・東洋紡績・大日本麦酒および王子製紙の事例研究
三井物産と安川雄之助
「筑豊御三家」の事業展開に関する覚書
現代企業成立期における金融企業家の役割とその経営理念―ジョージ・パーキンスの事例を中心に
アメリカ的大量生産体制の盛衰
日清戦後の南部中国市場をめぐる日英通商競争
戦間期フランスにおける二つの工場管理論―ニュスボメールとマテルン
イギリス経済の停滞と企業家
わが国における時計工業の発展
富士電機の創立過程
フォード・システムからジャスト・イン・タイム生産システムへ
太平洋航路の合理化―日本郵船のケース
海運業におけるカルテル組織に関する一考察
海軍造船官の考察
日本造船業にみる技術の継承
計画造船の資金問題
日本造船業の戦後一〇年
脇村義太郎先生略年譜
脇村義太郎先生主要著作
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