労働と独占資本 - 20世紀における労働の衰退

労働と独占資本 - 20世紀における労働の衰退

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  • サイズ B6判/ページ数 505,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000025614
  • NDC分類 331.8

出版社内容情報

独占資本のもとでの労働過程の特性を具体的に示しつつ,特定の技術の進展が労働の性質と労働者階級の構成にもたらした帰結を,アメリカ資本主義の展開のなかで解明する.労働の衰退に基づく人間の衰退の鋭い告発.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

6
どうやら必読文献らしいということで読んだのですが、とてもおもしろい。分業による疎外としてテーラー主義に注目し、それがすべての労働にも広がり得ることを統計やビジネス誌に目配りながら論証して行く過程はとても説得的です。仕事は多くなっても個人の収入は下がるというのは正に今の日本の問題であり、横溢するマルクスリスペクトに幻惑されて本書を軽視するのはそれこそイデオロギーに毒されていると思います。特に、職人的分業と単純労働化をちゃんと弁別しているのが、熟練労働者出身の肌感覚を反映した、学者には得られない慧眼です。2020/10/11

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