内容説明
老舗旅館「亀の井別荘」主人が、ムラの来し方を振り返り、地域の行く末に思いを馳せ、次の世代への思いを語る。
目次
1 地域のゆくえ(由布院今昔;おかしいなあ?―湯布院町勢要覧二〇〇〇年版を読んで ほか)
2 タラヲへ、マホさんへ―ある日の日記から(津江村に春が来た;マホさんが旅館にやってきた ほか)
3 春風問答(流れ、流れて;怒りの表現を探せ ほか)
4 ふくろうの願い(たたかわない「ちえ」、へいわな「くらし」;あめりかニ訊イテミタイ ほか)
著者等紹介
中谷健太郎[ナカヤケンタロウ]
1934年大分県北由布村生まれ。明治大学卒業後、東宝に入社。撮影所で稲垣浩などの下で助監督を務める。62年、父の死により帰郷し、旅館「亀の井別荘」を継ぐ。以後、由布院の地域づくりに尽力し、音楽祭、映画祭、牛喰い絶叫大会、郷土料理開発などを実践してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
8
映画館のないまちに、映画館を、というところからまちづくりを始めた中谷さん。私も木曽にご講演の際、観光事務局長へ最年少で書類通過し、1次面接、2次面接と呑みにケーションを踏まえて、米田氏が選好に残ったことを思い出した1998年の長野五輪の修士修了のときを懐かしく思い出した。行政へ堂々と持論を展開。後世の人間にも勇気を与える冒頭の文章。まちづくりの母胎は、小集団(サークル)。日本各地のまちづくりの成否は、このサークル活動が人脈ネットワークを築いて、個性や多様性の双方を志向していくことにかかってくる、と思った。2013/05/17
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