出版社内容情報
沖縄,高齢者医療,過疎化,ナショナリズム,若者の就職難-.いま,日本の課題は何か.気鋭の経済学者と社会学者が,〈現実と思想の往復運動の回復〉を目指して厳しい「現実」ときり結んだ,渾身のレポートと迫力ある対論.
内容説明
本書は、「同じ現実を見て、同じ人々に会って意見を聞き、ともに行動しながら、曖昧さを残すことなく同時に別々の文章を書く」という、新しいスタイルの緊張感あふれる試みの書である。沖縄、高齢者医療、過疎化、ナショナリズム、若者の就職難―。いま、本当に問わなければならない日本の課題は何か。前半は、現在もっとも注目される気鋭の経済学者と社会学者が、「現実と思想の往復運動の回復」を目指して厳しい「現実」ときり結んだ渾身のレポート。後半には、その二人による迫力ある三本の対論を収録する。
目次
ルポ篇(私たちにとっての「沖縄」;高齢者医療―老いの現場で;過疎地の想像力;韓国を鏡に日本のナショナリズムを見る;仕事がない?)
対論篇(直視直論―二〇〇〇年夏;「9・11」、小泉政権、そして経済危機;見たくない思想的現実を超えて)
著者等紹介
金子勝[カネコマサル]
1952年東京都出身。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学教授等を経て、現在、慶応大学経済学部教授(財政学・制度の経済学)
大沢真幸[オオサワマサチ]
1958年長野県出身。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。千葉大学助教授等を経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授(比較社会学・社会システム論)
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感想・レビュー
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いくすけ
takao
☮maoxin☮
岩間 宗達