出版社内容情報
困っている人やお腹を空かしている人がいると、どこからか飛んできて、顔を食べさせてくれる。
アンパンマン絵本の始まりであり、正義のヒーローの原点を描いた不朽の名作です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
54
これが元祖、あんぱんまんだ!だが、砂漠で困っている人にいきなり、「ぼくの顔をお食べよ!」という場面は一見するとホラーだ。逆光になっている分、猶更。そして森に迷った坊やを家に帰した後のあんぱんまんの姿が衝撃的過ぎる。あんぱんまんって顔がなくても空が飛べるの!?そしてじゃむおじさんも結構、がらっぱちなのが意外。後、この当時のあんぱんまんの姿に託したヒーロー像を語るやなせたかしさんによるあとがきが凄く、沁みます。2025/05/03
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
36
アニメのアンパンマンは少し齧られただけでパワーが減少するけれど、顔が完全になくなっているのに動いていたのはちょっと驚き、ホラー感。2023/10/14
鴨ミール
30
小学校2年生の読み聞かせ。絵本を出した瞬間に、何人かのお子さんから「アンパンマンだ〜」と声がしました。この絵本は初期のあんぱんまんなので、アニメのアンパンマンとは容姿が少し違うが、特に違和感なく聞いてくれました。空の色がとてもきれいな絵本です。絵本の巻末にやなせさんが書いた文が載っていて、そこが紹介したいところなんだけど、2年生では理解できないかも…と思いながら、読みました。 次の日の朝ドラでは、この絵本が出来上がった回でした。2025/09/11
定年(還暦)の雨巫女。
20
《熊本市現代美術館》『やなせたかし展』にて。 アンパンマンは、やはり、ふっくらしてる方がいいよね。食べられた顔は、インパクトある。2025/06/20
ツキノ
18
【しんぱいしないでいいんだ】1973年に誕生したあんぱんまん。当時わたしは小学生。この絵本を読んだような気もするけれど確かではない。それよりも詩とメルヘンのほうが記憶に残っている。「あんぱんまん、かおがなくてもだいじょうぶなの」と訊く子どもがいい。それに対するあんぱんまんの返事。「ぱんづくりのおじさん」の顔があんぱんそのもの。1973年月刊誌版のあとがきもそのまま掲載されている。やなせたかし作・絵 1976年5月 新装版2022年7月発行【96】2025/10/03
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