出版社内容情報
現代世界にいまなお満ちる植民地主義の暴力を,われわれはどのように知覚できるだろうか.伊波普猷を参照しながら,本書は日常の絶えざる「占領行為」としての植民地的暴力を暴き出し,その「予感」に回避の可能性を探ろうとする.
内容説明
沖縄を考えるとは?植民地主義を考えるとは?現代世界にいまなお遍満する暴力を問う。
目次
序章 予感という問題
第1章 症候学
第2章 名乗る者
第3章 共同体と労働力
第4章 出郷者の夢
終章 申請する者
著者等紹介
冨山一郎[トミヤマイチロウ]
1957年生れ。大阪大学文学研究科助教授。歴史学、文化理論専攻
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