出版社内容情報
議院内閣制には,イギリス型しかないのではない.政府と与党が相互に自律性をもち,野党とも協力して議会の場で合意をはかり,法案を修正することが多い欧州大陸型もある.両者を比較しつつ展開されるスリリングで斬新な議論.
内容説明
近年の政治改革論には、イギリス型議院内閣制(ウェストミンスターモデル)に範をとったものが目立つ。だが、議院内閣制には、政府と与党が相互に自律性をもち、野党とも協力して議会の場で合意をはかり、法案を修正することが多い欧州大陸型もあることを忘れてはならない。両者を比較することで展開される、スリリングで斬新な議論。
目次
1 課題と分析視角(国会改革モデルとしての「イギリス型議院内閣制」;分析視角)
2 議院内閣制の類型化(類型化の試み;ウェストミンスターモデル ほか)
3 ウェストミンスターモデル改革の動向(ニュージーランドにおける選挙改革と議会改革;スコットランド議会の試み ほか)
4 比較議会の視点からみた議院内閣制モデル(与党会派の自律性;政治構造の変革と議会)
5 議院内閣制モデルから国会改革論へ(国会の立法過程;国会改革再論)
著者等紹介
大山礼子[オオヤマレイコ]
1954年東京生まれ。1979年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。同年国立国会図書館勤務。1995年聖学院大学助教授。2003年より駒沢大学教授。専攻は行政学
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