出版社内容情報
戦後を通じて三百回以上にも及ぶ木下氏参加の座談会の中から,〈伝統と現代〉をテーマとする比較的新しい10篇を選んで1冊とした.内田義彦・丸山真男・加藤周一・茨木のり子・森有正ら13氏との,魅力あふれる対話集.
内容説明
木下氏の参加された座談会の数は戦後を通じて三百回以上にも及ぶが、いずれも独特の魅力をもつものである。これらの中から〈伝統と現代〉をテーマに、比較的新しい十篇を選んで一冊とした。
目次
伝統と現代をめぐって 1982(丸山真男・内田義彦)
演劇のなかの運命と個人 1978―ギリシア悲劇を中心に(加藤周一)
運命と人間について 1979(茨木のり子・阪田寛夫)
文化における型の役割 1983(西山松之助・南博)
歌舞伎の変容 1976(丸谷才一)
群読をめぐって 1974(茂山千納之丞・山本安英)
シェイクスピアの劇的エネルギー 1971(小津次郎・尾崎宏次)
芸術としての馬術 1979(小松崎新吉郎)
森有正について―生と思索 1978(内田義彦)
『セーヌの辺で』のあとに 1977(森有正)