出版社内容情報
激動の時代を生きる知識人・芸術家は心の問いを解決するために,宗教といかなる対話をかわしてきたのか.平山郁夫・野間宏・隅谷三喜男・塚本邦雄氏らへのインタヴューによって,思索・創造と宗教とのかかわりを探る.
内容説明
20世紀の終焉を前に、人はその魂のうちにどのような風景を見るのだろうか。激動の時代を生きるすぐれた知識人・芸術家は心の問いを解決するために、宗教といかなる対話をかわしてきたのか。平山郁夫・野間宏・隅谷三喜男・塚本邦雄・鶴見俊輔・井筒俊彦氏らへのインタヴューによって、思索・創造と宗教とのかかわりを探る。
目次
1 思索の光源に立つ仏教・親鸞(野間宏)
2 韻文定型詩とともに(塚本邦雄)
3 空海との対話(上山春平)
4 ホスピスへの道(柏木哲夫)
5 荒野に呼ばわる声のように(隅谷三喜男)
6 殉教を刻む(舟越保武)
7 父と子の対話(矢内原伊作)
8 水俣に終末の相をよむ(石牟礼道子)
9 仏教を描く心(平山郁夫)
10 絶対・無謬の神を拒む疑いの大切さ(鶴見俊輔)
11 東洋の深層から(井筒俊彦)