多国籍企業論

スティーヴン・ハーバート・ハイマー/宮崎義一

岩波書店（1979/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 422,／高さ 19cm
• 商品コード 9784000012638
• NDC分類 335.5

出版社内容情報

多国籍企業の活動を企業内ヒエラルヒーの国際的拡大と捉えるハイマーの理論は，多国籍企業研究に大きな影響を与えた．39歳の若さで急逝したアメリカのラジカルエコノミストの主要論文を収録し，その理論の全容を示す．

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

いまでこそ多国籍企業というのは当たり前になっていますが、私の学生のころやその後数年間は多国籍企業論というのが結構もてはやされていた時期でした。直接投資との絡みで論じられることが多くこの本はその中でも定番の本だという気がします。宮崎先生の翻訳ですが、主にアメリカの企業を論じていて、企業の対外事業活動と政治経済学の観点から書かれていて古いもののその本質論は変わらないと感じています。

2016/03/04