出版社内容情報
ヒトとモノ,モノを介したヒトとヒトとの関係が大きく変化した現代.「消費社会変容」はヒト・モノそして社会の再定義を迫る.20世紀産業社会システムの網目に主体の変容を読み取り,社会の構造と権力の布置を解明.
内容説明
高度大衆消費社会以後のステージにおける社会システムと、そのシステムの論理に準拠して、環境世界を構成するモノ/記号/身体という三つの基本的要素の変容と権力の布置を問う。
目次
第1章 消費社会におけるシステムの論理(消費社会変容;価値法則の構造的戯れ;システムの戦略)
第2章 環境世界における意味=感覚の変容(マネーゲームの世界;ポルノ・コマーシャリズムの時代;メモリアル・アートの光景)
第3章 権力のオフ・シーン(権力分析の準拠枠;〈性〉と身体空間の変容;死と身体空間の変容)