出版社内容情報
財政は現代社会における人間の中心的な活動である.「学習」と「インフラストラクチャー」をキーワードに,納税者主権による財政学を提唱し,家計の税負担から,公共支出,金融・財政の関係,国際的な展開に説き及ぶ.
内容説明
現代の財政は現代社会における人間の中心的な活動である。人権と正義の観点から公共サービスをいかにコントロールするかは緊急な課題と言えよう。「学習」と「インフラストラクチャー」をキーワードに、納税者主権による財政学を提唱し、家計の税負担と公共支出、金融・財政の関係とその国際的な展開に説き及ぶ、いま最も新しい標準的なテキスト。
目次
序章 主権者の意思決定と財政学
第1章 公共選択の基礎理論―インフラストラクチャーの形成と共同資産
第2章 予算制度の発展と公共的意思決定
第3章 公共部門における経費の構造と機能―公共サービス供給システムの諸特徴
第4章 租税システムと負担の公平
第5章 公信用制度の発展と財政政策の展開
第6章 財政の国際化と経済政策化