出版社内容情報
「冷戦システム」が終焉に向かいつつある現在,90年代の国際安全保障構想はいかなるものであるべきか.ヘゲモニー・システム及び冷戦システムの変容を,従来の諸理論の批判の上に,構造的に分析し,将来を構想する.
内容説明
「冷戦システム」が終焉に向いつつある現在、90年代の国際安全保障構想はいかなるものであるべきなのか。パワー・ポリティクス論と新・旧のリアリズム論の批判の上に、国際政治の変容を跡づける。アメリカの「覇権の凋落」にみられるヘゲモニー・システム及び冷戦システムの変容を構造的に分析し、将来を構想する。
目次
第1部 国際政治で何が問われているのか―パラダイムの再検討(パワー・ポリティクスと古典リアリズム;ネオ・リアリズムの限界と新たなパラダイム)
第2部 国際政治はいかにして変容してきたか―構造とダイナミズムの変容分析(ヘゲモニー・システムの変容;冷戦システムの変容;核抑止の意味と核戦略政策)
第3部 国際安全保障の構想(1990年代の国際安全保障構想)
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- 和書
- 鳥は願った。茶々ごま画集